•  ポイント間やチェンジオーバー時、重い足を引きずるように、うつむき加減でセットポジションへと向かう。 気合の声をあげ打ち込む相手の強打には、軽くラケットを合わせてカウンターを放ち、ポイントを決めても大きく喜ぶことはない。 …

  • 168㎝の痩躯がコマのように回転すると、放たれたボールは弧を描き、時にベースライン深く、時にサイドラインを鋭角にとらえた。決して、力まかせに打つのではない。緩い打球や浅いボールも織り交ぜながら、ミスも誘いつつ巧みに攻める …

  • 既に開催の方向で関係各位に話を進めていたし、何より選手が試合を欲していた。国内大会にはなるけれど、やっぱり、やってあげたいと思って  今大会 (2021年) 開催への最大のモチベーションを、トーナメントディレクターの青山 …

  •  この大会を訪れる選手のほとんどが、「本当にお世話になりました」、もしくは現在進行形で「なっています」と感謝の言葉を口にし、再会を楽しみにする人物がいる。 彼女の名は、松野えるだ。 大会本部の一番奥の席に座し、会場に居る …

  •  今大会の“レフェリー”をつとめる松野えるだ氏は、国際レフェリーの資格を持ち、国際テニス連盟(ITF)公認大会では“スーパーバイザー”として活躍する。 選手たちから母のように慕われる松野氏へのインタビューの【前編】では、 …