• 西郷里奈 6-1,6-1 輿石亜佑美     枝葉がこすれる擦過音が絶えず鳴り響き、大会カラーのオレンジ色のバナーが、ひきちぎれんばかりにはためく。 湖畔特有の強風が、容赦なくコート上を吹き抜ける決勝戦。肌に触 …

  •  「決勝戦の日は、私の誕生日だ」大会のスケジュールを見た時から、西郷里奈の焦点は、その一点に定められていた。そして現に今大会、彼女は初戦からセットを落とすことなく、決勝戦まで駆け上がる。スラリと伸びた腕をしならせ、ボール …

  • 全英ベスト4進出の青山修子・柴原瑛菜ペア。 浜松ウイメンズオープンで、2013年の単複優勝を含み、3度のシングルス優勝と2度のダブルス優勝を誇る青山修子。低い姿勢から放つフラットな打球は、浜名湖名物の強風を切り裂き相手の …

  • 「最近はサーブに自信があるので、自分のサービスゲームをキープし、1つでもブレークしたら勝つ。ファーストサーブを入れたら前に入ってボレーも決める。アグレッシブに攻めるのが、今の私のテニスです」  そう語る快活な口調が、目指 …

  •  幼い日々のテニスの記憶は、二人にとって、家族の楽しい思い出とそのまま結びついている。 「自分がテニスをやっているよりも、姉の試合について行ってる記憶の方が大きくて。戻れるとしたらあの時が良いと思うほどに、すっごい楽しか …